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今、イベント業界で“オタク”が輝く。
1. 業界の“今”と変化:アニメ・ゲーム・インフルエンサー案件が熱い
ここ数年、イベント業界は大きな変化を迎えています。
以前は企業の株主総会や展示会、周年パーティーといった「ビジネス寄りのイベント」が中心でしたが、昨今はアニメ・ゲーム・VTuber・インフルエンサー系のイベント案件が急増中。
アニメ映画の公開記念イベント、人気ゲームのリアル展示、YouTuberや配信者のファンイベントなど、“オタク文化”がイベント業界の主役になりつつあるのが2025年の特徴です。
その結果、「イベントが好き」「コンテンツが好き」「オタクとして誰よりも現場を理解できる」人材の価値がどんどん高まっています。
つまり今は、“好き”を武器にできるチャンスが広がっているんです。
2. イベント会社で働くって何をする?— 弊社の役割
「イベント会社」と一口に言っても、役割は幅広いです。
大きく分けると以下の3つに分かれます。
企画・演出を考える会社
運営進行を管理する会社
実際に会場を作り上げる施工会社
弊社はこの中でも 「施工」 をメインに担当しています。
会場装飾の設営・撤去
木工パネルやバックパネルの制作・設置
ホテル宴会場の看板設営
商業施設や屋外イベントの装飾
レンタル備品(テーブル・椅子など)の提供と保管
つまり、机上のアイデアを実際の空間に変えるのが施工会社の役割です。
企画がどんなに優れていても、現場で形にできなければイベントは成立しません。
お客様や来場者が感動する「空間体験」は、施工の力で実現していると言っても過言ではありません。
特に最近では、アニメやゲーム系イベントの装飾で「世界観の再現」が求められるケースが増えています。舞台セットのような装飾やフォトスポット作りは、ファンの心を掴むための重要要素。ここに“オタク視点”が活かせるんです。
3. “良いところ” — クリエイティブとやりがい
施工の仕事は「体力的に大変そう」というイメージを持たれがちですが、実はとてもクリエイティブな仕事です。
アイデアを形にできる:図面やデザインを実際のサイズで具現化する瞬間は格別。
来場者のリアクションが直に見える:写真を撮る人、歓声をあげる人、その笑顔がやりがい。
チームワークの達成感:現場ではスタッフや協力会社と連携し、一体感のある達成感が味わえる。
オタク知識が武器になる:作品やキャラを知っていると「ファンが求める表現」を的確に再現できる。
特に近年はSNS時代。施工した空間が拡散され、何万人もの目に触れることも珍しくありません。自分の手で作った現場が“推し活の聖地”になることだってあるのです。
4. “大変なところ”は?
もちろん大変な面もあります。
イベント前は深夜作業や早朝設営がある
土日祝に仕事が入りやすい
会場トラブルへの即対応が必要
ただ、これらは「チームでカバーできる部分」が多いです。昔ほどブラックな働き方が当たり前ではなく、働きやすい環境整備も進んでいます。
むしろ、現場の変化に柔軟に対応できる力が身につくので、社会人としての“総合力”を鍛える場とも言えます。
5. 向いてる人/不向きな人
イベント施工の現場で輝くのは、こんな人です。
好きなジャンルに情熱を持てる人
細部にこだわりたい人
体を動かすのが苦じゃない人
突発的なトラブルも楽しめる柔軟性がある人
人と協力するのが好きな人
逆に、ルーティンだけを望む人、毎日同じ時間に出勤したい人には向きません。
ただし「自分はオタクだから…」とためらう必要はありません。むしろ、ファンの心理を理解できる人は業界で強い武器を持っています。
6. キャリアの描き方
施工会社に入ったからといって、ずっと作業員だけを続けるわけではありません。
最初は現場補助から:設営のサポートや撤去作業で基礎を学ぶ
次に現場を仕切る立場へ:スタッフ管理、進行チェック
企画や営業にも挑戦:お客様への提案、イベント全体のプロデュース
施工の知識をベースに、将来的には企画・営業・ディレクションに広がっていきます。
また、アニメ・ゲーム・インフルエンサー系イベントの経験は、自分のポートフォリオにもなります。好きな業界で働き続けたい人にとって、キャリア価値は非常に高いです。
まとめ(前篇)
今回の前篇では、イベント業界の最新トレンドと、施工会社としての役割や魅力を紹介しました。
2025年は「オタク文化×イベント」が主流
施工は“アイデアを現場に落とし込む”クリエイティブな仕事
体力面はあるが、やりがいやキャリアの可能性は大きい
次回の後編では、**「応募のポイント」「実際にどんな働き方ができるか」「求人に応募するメリット」**などを具体的に解説します。
あなたの“好き”が、ファンを熱狂させる空間を作る力になるかもしれません。