商業施設やホテル、テーマパーク、飲食店など、施設のオープンが決まれば一般客向けまたはプレス向けに開業記念式典を催す事があります。
式典を開催する事で、竣工前から気になっていた地域住民の注目を集めたり、メディアなどに取り上げてもらい施設やサービスの周知をする事ができます。
今回は、開業記念式典の開催が決まったら準備するものを、舞台装飾の観点から解説していきます。
Table of Contents
テープカットセット
テープカットは、竣工した施設や建物の披露と、新たな出発をお祝いする意味でオープニングセレモニーなどに多く用いられます。
必要な物品は
●紅白リボン(人数が多くなるほど長さが必要)
●テープカット用ポール(リボンの長さに応じて本数が増加)
●テープカット用ハサミ(ゴールドの物。人数に応じて数量増加)
となります。
ポールのスパンは、1~3人程度までは1スパン。
4人以上の場合は2~3人ごとに一本ずつポールを置いていくのがベターです。
会場やステージの大きさにより変化するので、事前にレンタル業者やイベント業者と打ち合わせておいた方が良いでしょう。
胸章
胸章は、リボンで造作した花と、名札用のリボンが一体となった物です。
テープカットに参列する参列者分用意しましょう。
花の大きさや色などは選択可能となっており、名札部分に名入れをする事もできます。
礼装用手袋
礼装用の手袋は、「レンタル」ではなく「売り渡し」となるパターンもあります。
ポールやハサミなどはゴールドに装飾されている事が多いので、指紋がつかないように着用します。
テープカットする際は手元に注目が集まりやすいので、見栄えの面でも手配しておいた方が無難です。
ステージ
平地で開催する場合、別途ステージの用意が必要となります。
施設内にステージ付きのイベントスペースなどがある場合は不要です。
ポータブルステージは木工のステージ造作と違い設営に時間もかからず、費用も抑えられるのでおすすめです。
ステージには「スカート」と呼ばれるステージ用の腰巻きがありますので、一緒に発注すると良いでしょう。
ポータブルステージは、高さ可変式の物があり、200mm、400mm、600mmなど自由に変更できます。
ただ、ステージの高さにより必要なスカートの種類が変わってきますので、要注意です。
パンチカーペット
パンチカーペットは、イベント用の簡易不織布カーペットです。
式典などではステージの上に赤いパンチカーペット敷く事が多いのですが、必須ではありません。
ステージの他、登壇までの導線をレッドカーペットで装飾する例もあります。
パンチカーペットについての詳しい説明はコチラをご覧ください。
くす玉
くす玉は絶対に必須ではありませんが、インパクトのある発表がしたい時などは取り入れましょう。
会場によっては、「トラス」と呼ばれるイベント用の枠組みを組み、そこに吊るさなければならない為、基本的には業者に施工までお願いする事になります。
司会
司会は、社内ので得意な人物がいれば外注する必要はありません。
該当する人物がいない場合、イベント業者に装飾とまとめて手配してもらえる事があります。
ポディアム
ポディアムとは、司会台の事を指します。
司会が台本や進行表を置く台として使ったり、小型のマイクスタンドを置いたりするものです。
音響設備
スピーカーやマイクなどの音響設備が必要となります。
屋外や半屋外などの開けたスペースで開催する場合は、ほとんどの場合必須となります。
バックパネル
企業やサービスのPRの際は、ステージ後ろにバックパネルを作る事があります。
パネルにロゴを印字する事で装飾をより印象的にするだけでなく、ブランディング認知につながります。
パネルの種類には、木工のパネルを用いたベーシックな「木工パネル」や簡易的な「バックパネルスタンド」などがあります。
木工パネルの場合、見た目も綺麗で写真映えもしますが、設営業者が必須です。
バックパネルスタンドの場合は、繰り返し使う予定があれば費用面でもお得と言えます。
しかし、簡易的に使えるといっても慣れていないと設営にも時間がかかってしまう為、スケジュールに余裕を持っておくとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
オープニングセレモニーや式典関係は、人生でそう多く経験する物ではありません。
実際に急に担当者に指名された場合にスムーズな運営ができるよう、入念に準備しましょう。
株式会社東真トリニティーでは、イベントに関するノウハウや技術に精通したスタッフが多く在籍しています。
イベントでお困りの事があれば、いつでもお気軽にご相談ください。