イベントに欠かせないステージ。
そもそもイベントに本当にステージが必要なのか、悩んでしまうケースもあります。
実際にステージ無しで演者が喋っていると、後ろの方の聞き手は誰が喋っているのか、どこで喋っているのか分からず会場が混乱してしまう事があるので前に立って人が喋るパートがあるイベントでは、ステージは必須のアイテムと言えます。
ひとくちに「ステージ」と言っても、その種類や施工方法は様々です。
購入するべきか、レンタルで済ますか、業者に頼んで立て込みしてもらうか、いろんな選択肢が生まれて困ってしまいますよね。
今回は、イベントで用いられることの多いステージについてご紹介いたします。
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常設ステージ
会場によっては既にステージが備え付けられている場合があります。
例えば、屋外のイベント広場などは常設のコンクリートステージが建設されていることが多いですし、ホテルの大宴会場などは、普段は収納されているけれど必要な時だけ飛び出してくる跳ね上げ式のステージが備わっている場合があります。
本番時に「ステージが無い!」と焦らないよう、事前に施設のスタッフに確認を取りましょう。
常設ステージの良いところは、「常設ステージの設備が整っている会場には、必要な備品が揃っている事が多い」ところです。
常設のステージが備わっているくらいですから、催事に関わるインフラが整っている事がほとんどです。
ポータブルステージ
ポータブルステージとは、運搬する前提で作られた移動式のステージを指します。
二つ折りに畳める仕様になっており、畳んだ際にキャスターで転がせるようになっています。
大きさは900mm×1800mmや1200mm×2400mmなどがあり、高さもH400mm~800mmと会場によって所持しているサイズが違うので、サイズにこだわりがある場合は確認しておきましょう。
足のゴムキャップ部分がアジャスターとなっており高さの微調整が行えるタイプが多い為多少の段差や傾斜であれば調整が可能です。
ひとつひとつの重量はかなりの重さですので、段差を持ち上げる際などは注意が必要です。
「ポータブル」とはいっても、運搬などはトラックを使用しなければ難しいでしょう。
その代わり設営自体は非常に簡単で、レバーを引きながら開くだけで専門的な知識などが無くても誰でも簡単に設営できるようになっています。
ただ開いて置くだけだと脚がむき出しになってしまう為、一般的には「スカート」と呼ばれる腰巻をぐるりと巻きます。
その為、ポータブルステージの外周にはベルクロ(マジックテープ)が仕込まれている事が多くなっています。
保管時はなかなかのスペースが必要となりますので、レンタルするか購入するかは入念に検討した方が良さそうです。
木工ステージ
木工ステージは読んで字の如く、木製の仮設ステージです。
古くから日本の催事に用いられており、「馬」または「箱馬」と呼ばれる木製の脚にこれまた木製の「平台」という板面を組み合わせてひとつのステージを作り上げます。
基本的には「尺寸」なので300mm毎に大きさの変更ができますが、木製ですので特注の平台を発注する事もできます。
ポータブルステージに比べ設営に技術と時間を要する反面、形や高さの幅が広く自由な設計が可能となります。
他のステージと同様、足部分が丸見えになってしまう為「蹴込み(ケコミ)」と呼ばれる木工パネルで腰回りの装飾をするのが一般的です。
ほとんどの場合、「購入」と言った選択肢は無く、業者に施工と撤去をお願いする事となります。
インテリステージ
インテリステージは、ポータブルステージ同様、移動、運搬が容易に行えるステージの一種です。
大きな違いは、「脚部分の形状」でしょうか。
インテリステージは蛇腹状の脚を広げて支えを作り、その上に天板を乗せてステージとします。
ポータブルステージと違い、比較的軽量で設営も用意に行えます。
その反面、足の高さが可変式でない為固定されてしまう事や、微調整をする為のアジャスターがついていない為、平らな地面にしか設置できません。
屋外での使用には不向きと言えます。
サイズは1m間隔で販売されている事が多く細かい調整には向いていませんが、自社の催事用で決まった場所でしか使用しないのであれば最もコスパの良い選択肢となります。
レンタル、購入、どちらも選択肢に入りますがポータブルステージ同様保管場所の確保を念頭に検討した方が良いでしょう。
まとめ
ステージの種類と選択肢について解説しました。
1.使用目的が限られているならインテリステージ
2.運搬、微調整が必要で様々な用途で使用するならポータブル
3.凝った装飾や自由な形状を求めるなら木工ステージ
4.会場に備わっていたら、そもそも考える必要は無い
必要なステージの種類が絞られてきたのではないでしょうか?
わからない事があればイベント業者に相談してみるのもアリです。
スムーズなイベント運営を目指して、できる限りの備えをしておきましょう!
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