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経師(きょうじ)とは【イベント用語】

経師(きょうじ)とは【イベント用語】

経師(きょうじ)とは【イベント用語】 1478 1108 東真トリニティー

イベント装飾にかかせない?経師について解説!

 

こんにちは!トリニティー岩崎です。

今回は、イベントに携わっているとよく出てくる用語、【経師】について、その歴史と現在の経師を比較して解説していきます。

経師を使った施工事例

 

 

イベント業界における経師

 

イベント業界で言う「経師」とは、「経師紙」と呼ばれる専用の紙の裏に糊をつけて、様々な物を装飾する技法を指します。

工程で言えば、壁紙を貼るところをイメージするとわかりやすいかもしれません。

壁紙との主な違いは、「紙」と「糊」です。

壁紙は数年〜数十年単位で使用する事が前提ですが、イベント経師の場合数日〜数ヶ月といった比較的短いスパンで使用される事が多いと言えます。

主にイベント業界では、木工のバックパネルや、木工造作の作り物に経師を施す事が多いです。

 

 

経師のルーツ

 

紙を貼る仕事なのになぜ「経師」というのでしょうか?

そのルーツは8世紀に遡ります。

仏教の布教と共に、お経を紙に書き写す仕事が増えてきました。

その際、お経を紙に書き写す仕事として生まれたのが「経師」です。

お経を写す師(匠)として、写経師とも呼ばれていました。

12世紀に差し掛かると、経巻や巻子本(かんすぼん/けんすぼん)の製本の需要が高まり、それが経師の主な仕事へと移り変わります。

一般的にイメージしやすい様に言うと、お経が書いてある「巻物」を作る仕事です。

17世紀、冊子が流行すると、表紙を装飾する為の「表具師」の仕事が交わりはじめます。

糊や刷毛を使い、紙で装飾する技術が経師の分野に行き渡り始めました。

やがて、屏風や襖(ふすま)などを装飾する職人の呼び名が「表具師」や「経師屋」と呼ばれる様になりました。

 

変化し続ける経師のカタチ

 

時代の変化に合わせる様に、経師の仕事も様々な変化を遂げてきた事がわかりました。

この様な数百年規模で伝わる古い技術や職人の仕事は、技術の進化によって淘汰されていく事が多いです。

例えば、「タイピスト」のような仕事は個人レベルでのパソコンの普及と教育の変化により、誰でも普通にタイピングができるようになり薄れていきましたし、「蒸気機関車のかま焚き」「電話交換手」など、さまざまな要因で消えていく職業が数多くあります。

それらより長い歴史を持つ「経師」が、今日に至るまで活躍し続けている理由は先述したように「時代の変化に合わせて他業種のノウハウや技術を取り入れる」といったフレキシブルさにあるのではないでしょうか。

イベント経師に限定して見てみても、「簡単に剥がせる壁紙」や「使い捨て可能なスチレンボード」など、DIY部材に代表するような簡易的で安価な素材の流通多くなってきました。

そんな中で展示会やイベントのバックパネルで使用される木工パネルの装飾は、簡易部材が普及した現在においても、経師による装飾が一般的です。

経師は、インクジェットによる印刷技術やカッティングシートによる新たな装飾方法と混じり合い、美術装飾における新たなアイデンティティを確立しています。

 

まとめ

 

「経師」あまり聞きなれない言葉といった印象の人が多いかと思います。

しかし、実はみなさんの意識していないところで、意外に目にする事が多い技術のひとつです。

意識をして見渡してみると、新たな発見が見つかるかもしれません。

 

 

 

東真トリニティー  岩崎

 

 

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