パンチカーペットとは、フリース素材の繊維を針で突き刺し絡ませ、布状に加工した不織布カーペットです。
その製造方法から「ニードルパンチ」と呼ばれる事もあります。
不織布(ふしょくふ)とは、読んで字の如く「織らない布」。つまり、洋服やタオルのように糸や繊維を織って加工する布製品と違い、繊維と繊維が絡まる事で布状になっている素材を指します。
最近では「不織布マスク」も目にする機会が多くなり、ガーゼマスクに取って代わって定番化しています。
不織布であるパンチカーペットは切ったり貼ったりの加工が非常に容易に行えるうえ、所謂起毛の絨毯などに比べて価格も安価といった特徴もあります。
見た目は一般的な起毛の絨毯に比べややチープな印象を受けますが、短期のイベントや展示会、結婚式のレッドカーペットなど様々なイベント行事で用いられています。
しかしその反面、床材の性質によって施工方法を変えなければなりませんので、その点では専門的な知識や施工経験が必要になってきます。
例えば、WAXで磨きのかかった床面に強粘着の両面テープで施工をすると、撤去の際テープがWAXを持ってきてしまい、最悪の場合、床面全面にWAXをかけ直さなければならないような事態になりかねません。
自身で施工される際は、床材や設置部材の材質に注意して、撤去を想定した施工を心がけましょう。
弊社では、消防法の防炎規則をクリアしているパンチカーペットの取り扱いもしています。
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