こんにちは!東真トリニティーの岩崎です!
突然ですが、[光]は白い対象物に反射し、黒い対象物には吸収されるといった性質があります。
それでは、プロジェクターで映像や画像を投影する際、スクリーンの周りが白い壁であったらどうでしょう?
今回は、スクリーン周りの壁を黒くする為の方法として、黒ジョーゼットの施工事例をご紹介致します!
この記事はこんな人におすすめ
💡スクリーン周りを黒く装飾したい
💡オペレーションテーブル(オペ卓)の配線を隠したい
💡窓の光を遮断したい
💡とにかく壁一面を黒くしたい!
Table of Contents
白い壁は光を反射する
先ほどの問いかけの答え合わせです。
もしもスクリーンの周りの壁が白い壁であったらどうでしょうか?
正解は、「スクリーンからはみ出たプロジェクターの光が壁に反射する」です。
つまるところ、スクリーン外の光が壁に反射して分散する=スクリーン内の映像が見づらい
という事になります。
映画館を想像してください。
大きなスクリーンの周りが、純白な壁で覆われている光景を見た事があるでしょうか?
映画館は観客に、映画に集中してもらいたいはずです。
映画館内の壁は黒ければ黒いほどスクリーン外の無駄な光を吸収し、スクリーン内の映像がより観客の視線を集める事となります。
壁を黒くするためには
壁を黒くする方法にはどのようなものがあるでしょうか?
- 壁を黒く塗る
- 壁紙を黒に変える
- 壁の素材を変える
どれもあまり現実的ではない気がします。部屋全体を映画館にしたいなら話は別ですけどね。
■ 一時的に部屋の壁一面を黒くしたい。
■ イベントの開催中だけ黒くして、終わったらすぐに撤去してほしい。
こんな悩みが出てきたら、いよいよ我々の出番という訳です。
黒ジョーゼットを設置する
イベント設営部材のひとつに、[ジョーゼット]と呼ばれるものがあります。
詳しくは、以前記事にまとめていますのでコチラをご覧ください!
今回ご紹介するのは、このジョーゼットの[黒]ver.です。
サテンなどのテカテカした生地と違い、比較的ザラっとした手触りのジョーゼット地はプロジェクターとの相性が抜群です!
黒ジョーゼットの具体的な設置方法
先述した通りの、白い壁に純白のスクリーン。
会議やミーティングで使う分には申し分のない設備が整ってますが、ネット配信のイベントや映像に重きを置いたプレゼンテーションに使うのであれば、もう少しスクリーンに注目を集めたいところです。
当社独自の特注伸縮スタンド、通称”ハイスタ”を使います。(多分、”high stand”的な意味)
ハイスタは1.5m~3mほどまでの伸縮が可能ですが、今回はもう少し天井が高いので垂木で延長します。
黒ジョーゼットを結んでいきます。
弊社の黒ジョーゼットは基本的に5m単位で用意しています。
最後に天井まで突き上げて完成です。
壁が白い時と比較するとスクリーンに注目がいくのは一目瞭然ですね!
今回は前日設営の当日本番後撤去となりました。
オペ卓の配線隠し
オペレーションデスク(オペ卓)の配線隠しをついでにご紹介。
設置方法はジョーゼット同様、専用のスタンドに垂木を抱かせて設営しています。
これで大量の配線が表に見えることがなくすっきりとした印象になりますし、布地なので下から容易に配線を追加できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
黒ジョーゼットを使えば、大規模な工事をせず簡単に美しく部屋の印象をガラッと変えることができます。
黒は光を吸収するので、スクリーンに注目を集めたいイベントの場合スクリーン周りを黒く装飾することで、自然と視線がスクリーンの光に集まるので、知っておいて損はないですね!
今回は黒ジョーゼットについてご紹介致しました。
他にもイベントに関わる豆知識や施工事例などを不定期に更新していますので、他の記事も是非見てみてください!
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