こんにちは。東真トリニティーの岩崎です。
表彰式やセミナー、記者会見などに用いられるバックパネル。
簡易的な組み立て式なものから本格的な木工の製品まで、用途に合わせて価格やクオリティーに差が生まれます。
今回は、「木工パネル」に焦点を当てて施工時の流れと「つなぎ目の無いバックパネル」について解説していきます。
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イージーシステムパネル
イージーシステムパネルは軽くて持ち運びも容易なうえ、施工のしやすから様々な用途に導入されています。
広げる事でトラス構造となり、表面はおもにターポリン生地などをマジックテープで貼る事でバックパネルとします。
イージーシステムパネルの特徴
- 軽い
- 施工が楽
- 繰り返し使用可能
- 強く引っ張れない為シワができやすい
- 空調や風のある場所では揺れたり飛んだりしやすい
- つなぎ目がない
イージーシステムはバックパネルの中でも[エントリーモデル]といった位置付けと言って良いでしょう。
誰でも簡単に設営ができますが、歪みがシワなどができるため、見栄えを気にする場合は気をつけてください。
主な用途は
- 記者会見
- 小規模な表彰式
- 地域イベント
となります。
木工経師パネル
一方木工パネルはイージーシステムに比べ、よりハイエンドな現場で用いられる事が多くなります。
イージーシステムに比べて工具や部材、知識が必要となる為基本的にはプロが現場に赴き施工する事が多いです。
木工パネルの特徴
- 頑丈(イージーシステムに比べて)
- クオリティが高い
- サイズ、形が自由
- 規格サイズを繋いで施工する為つなぎ目が生まれる
- 素人での組み立てが難しい
木工パネルはプロが現場で組み立てるためコストがかかる代わりに、クオリティの高い施工が可能です。
木工の為サイズや形をオーダーメイドで作る事ができるので、イベントのコンセプトに合わせてデザインを自由に設定できます。
開口パネルにしてモニターを入れ込んだり、曲線のパネルを制作したりなど様々なアレンジが可能となります。
主な用途は
- 記者会見
- 大規模なイベント
- 株主総会
- 表彰式
- 展示パネル
となります。
木工パネルの経師と目地について
先ほどお伝えしたように、木工パネルは規格サイズ(900×1800など)を繋ぎ合わせてひとつのパネルにします。
表面は経師で装飾したとしても、パネルの間は隙間ができてしまうのです。
間に目地を貼る事でつなぎ目を目立たなくさせますが、気になる人は気になるようです。
目地を貼る前はパネルの繋ぎ目がバッチリ視認できます。
目地を貼ると写真ではほぼ視認できないレベルまで目立たなくなりましたが、近くで見るとうっすらと見える事があります。
画像では目地部分が白い為分かりませんが、目地部分にかかるようにデザインや線などが入っているとズレが生じたり、段差ができたりします。
これは、経師自体が紙による装飾のため多少の伸び縮みがある事と、紙の厚みが影になってしまう事が原因です。
イージーシステムと木工のハイブリット
イージーシステムパネルと木工経師パネルのハイブリットである【ターポリンパネル】をご紹介いたします。
ターポリンパネルは、木工のパネルを躯体としてターポリンを張っていく事で、【つなぎ目の無い頑丈なバックパネル】を実現しています。
通常通りに木工パネルを組んだ後、インクジェット出力でデザインが出力されたターポリンを表面に流していきます。
シワが出ないようにターポリンを引っ張りながら、ガンタッカーで固定していきます。
シワも無く、つなぎ目も無い頑丈なバックパネルとなりました。
ターポリンパネルの特徴
- 頑丈(イージーシステムに比べて)
- クオリティが高い
- 四角い形であればサイズが自由(限界あり)
- つなぎ目が出ない。
- 素人での組み立てが難しい
- ターポリンの使い回しが出来る為経済的(2~3回)
最近では、リモート会議やオンラインイベントで使用される事の多いバックパネル。
近年では撮影機材も安くて質の良い物が流通している為、油断していると解像度が高い為細かい段差がカメラ越しでも目立つ事があります。
そのような時は、シワやつなぎ目の目立たない、クオリティーの高いターポリンパネルがおすすめです。
ターポリンパネルの主な用途は
- 記者会見
- 大規模なイベント
- 株主総会
- 表彰式
- 発表会
- オンラインイベント
- オンラインセミナー
などとなります。
まとめ
以上、バックパネルの種類とターポリンパネルの紹介でした!
用途や特徴を比較して最適なバックパネルを選べると良いですね!
東真トリニティーでは、バックパネルと合わせてジョーゼットや音響用のイントレ、ステージ装飾などをまとめて請け負う事ができます。
イベント装飾についてお困りの事、ご不明な事など、お気軽にお問い合わせください!
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